人口が1年で1.3%増加、ウクライナ難民受け入れで

ドイツの人口が2022年12月末時点で推定8,440万人となり、前年同日比で1.3%(112万2,000人)増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナからの難民を受け入れたことで人口が大幅に増えた。国内の出生者数から死亡者数を引いた自然増減はマイナス32万7,000人で、自然減は前年の22万8,000人から大きく膨らんだ。

外国籍の在住者は1,230万人となり、人口に占める割合は前年の13.1%から14.6%へと拡大した。外国人のなかで最も数が多いのはこれまで同様トルコ人で、134万人に上った。2位はウクライナ人で105万人。1年間で91万5,000人増えたことから急上昇した。3位はシリア人で88万3,000人だった。

外国人が増えた背景には、国外からの流入増のほか、若い年齢層が多いという事情がある。ドイツ人に占める20歳未満の割合が18.6%、20~59歳が同49.0%だったのに対し、外国人ではそれぞれ20.2%、67.4%に上った。

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