卸売物価、5月はピーク時比で4%低下

ドイツ連邦統計局が14日発表した5月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比1.1%減の133.1(2015年=100)となり、2カ月連続で低下した。22年3月(132.5)以来の低い水準で、過去最高となった22年9月(138.6)を4.0%下回っている。

全体を最も強く押し下げたのは石油製品で、前年同月を22.7%下回った。石油製品の下落は3カ月連続。このほか、古材・残材(-31.3%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(-27.9%)、鉱石・金属(-22.1%)、化学品(-9.4%)で下げ幅が大きかった。

果物・野菜・じゃがいも(+22.5%)、動物(+16.9%)、鉱物製の建材・建具(+11.6%)は2ケタ台の伸びを記録した。

卸売物価は前月比では2.6%減となり、20年7月以来の大きな下げ幅を記録した。低下は2カ月連続。

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