中国創維集団、トルコでEV用電池生産へ

●800V+4Cの超急速充電に対応した電池を生産する

●EVブランドの天美汽車はトルコで新モデル生産を行う可能性

中国家電大手の創維集団(スカイワース)は19日、トルコに電気自動車(EV)用電池工場を建設することで、現地持ち株会社ウルバスラ―(Ulubaslar)・グループと合意したと発表した。投資額は2,500万米ドル。来年1-3月期(第1四半期)までの着工を予定する。建設地などの詳細は明らかにしていない。スカイワースはEVブランドの天美汽車(スカイウェル)を展開しており、ウルバスラ―・グループの自動車部門、ウル・モーターは同ブランドの販売代理店となっている。

工場では電圧800ボルト、充電レート4C(全容量の充電時間が約15分)の超急速充電に対応した電池を生産する。電池の充電出力は480キロワット(kW)で、容量80%まで8分で充電できる。

スカイウェル・トルコのマフムート・ウルバシュ最高経営責任者(CEO)によると、同ブランドは3年以内にトルコで新モデルの生産を行う可能性がある。スカイウェルは声明で、同国でスペアパーツの供給体制を整えるとともに、一部の部品生産も行う予定であることを明らかにした。

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