●EITは同ハブを通じ西バルカンでのイノベーション支援を強化
●モンテネグロやウクライナなどでも同様の機関を設置予定
欧州連合(EU)の研究開発促進機関である欧州イノベーション・技術研究所(EIT)は13日、スコピエの技術転換イノベーションセンター内で初の「RISハブ」を開所したと発表した。欧州内に根強く残るイノベーションの地域格差の緩和を狙った「EIT地域イノベーションスキーム(EIT RIS)」の一環だ。今後、キプロス、マルタ、モンテネグロ、ウクライナでも同様の機関の設置が予定されている。
EITは、スコピエのRISハブを通じて西バルカン地域におけるイノベーション支援を強化する。地元の企業・研究開発者などが、EITの提供する機会・サービスについて、容易に情報を得られるようにし、企業や教育研究機関の間の提携をサポートする。これにより、地域の競争力を強化・持続可能な経済成長の推進を図る。