EU、東欧7カ国の環境・エネルギープロジェクトに24億ユーロ助成

●欧州グリーンディールの一環で全31プロジェクトを支援

●ロシアへの天然資源依存を弱め、30年の環境目標達成を後押し

欧州連合(EU)が、環境保護や持続可能性を支援する近代化基金から24億ユーロを拠出し、東欧7カ国の31件の関連プロジェクトに助成する。欧州環境政策(グリーンディール)の一環で、◇エネルギーインフラ近代化◇発電、産業、運輸分野の温暖化ガス排出削減◇エネルギー効率性の向上――が目的だ。プロジェクト実施を通じてこれらの加盟国のロシアに対する天然資源依存を弱め、2030年の環境目標達成を後押しする。

欧州委員会が8日発表したところによると、助成を受けるのは、ルーマニア(助成額:11億ユーロ)、チェコ(同10億ユーロ)、ブルガリア(同1億9,700万ユーロ)、ポーランド(同4,700万ユーロ)、クロアチア(同8,800万ユーロ)、ラトビア(同500万ユーロ)、リトアニア(同100万ユーロ)。再生可能エネルギーの活用推進、電力網の近代化、エネルギー効率の向上が重点となる。

今回の支援で、近代化基金からの支出は2021年1月以来の累計で約75億ユーロに達する。

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