●ハイブリッド電動飛行機や完全電気飛行機向けの開発事業を強化
●同社は2050年までに「空の旅」の脱炭素化を目指す
英大型エンジン・発電機大手ロールスロイスはハンガリーの研究開発(R&D)事業を強化する。同国のシーヤールト外務貿易相が12日、明らかにした。投資額は69億フォリント(1,870万ユーロ)で、政府から17億フォリントの助成を受ける。
ブダペストの拠点で、ハイブリッド電動飛行機や完全電気飛行機用の部品、ターボ発電技術をベースにしたシステムなどを開発する予定。新規雇用は20人で、これにより同拠点の従業員は約140人に増える。
ロールスロイスは声明で、「ハンガリー政府の支援により、我々は競争力を強化し、完全電気飛行機とハイブリッド電動飛行機のための動力と推進システムを進歩させられる。それにより、2050年までに空の旅の脱炭素化を目指す当社の技術的革新を実現できる」としている。
シーヤールト外務貿易相によると、英国企業によるハンガリーへの投資残高は約60億米ドルに上り、5万人以上を雇用している。(1HUF=0.40JPY)