●OPGとOSGEがポーランドを始め欧州諸国で協力してSMRを導入
●両社はGE日立ニュークリアエナジーのSMRの採用を予定
カナダのオンタリオ州電力公社(OPG)とポーランドのオルレン・シントス・グリーンエナジー(OSGE)は2日、小型モジュール式原子炉(SMR)の提携強化で基本合意書を交わした。ポーランドのマテウシ・モラヴィエツキ首相のカナダ訪問を機に調印されたもので、OPGグループとOSGEがポーランドを始めとする欧州諸国で協力してSMR導入を進める内容だ。
OPGによると、今回の合意はSMR導入の際に必要となる運営サービス(開発・導入、運営・保守、オペレーター訓練、試運転、順法支援など)をOPGおよびグループ企業が請け負う内容だ。
両社が採用を予定するGE日立ニュークリアエナジー(GEH)のSMR「BWRX-300」については、すでに今年3月、OPG、OSGE、GEHおよび米テネシー川流域開発公社(TVA)の4社間で設計開発提携の合意が成されている。