●製品サービスのデジタル化を進め、顧客層のニーズに応える
●イノベーションハブと協業しアイデアを積極的に採用する
チェコのシュコダ自動車は1日、デジタル事業部門であるシュコダ・オート・デジラボが新たに「シュコダ・エックス(Skoda X)」として始動することを明らかにした。製品とサービスの一層のデジタル化を進めて同社の中核事業を強化する役割を担う。また、プラハのイノベーションハブを通じて欧州のスタートアップ企業との連携を強化し、新しいアイデアを積極的に採用する。
シュコダ・エックスは革新的なデジタルサービスの提供を通じ、シュコダが「現代の探検家」と呼ぶ、テクノロジーの利用に積極的なターゲット層のニーズに応えていく。顧客のフィードバックをもとに新サービスを開発し、運営も独自に行う。
シュコダ・エックスが提供するサービスには、◇全地球測位システム(GPS)を用いた駐車と給油のキャシュレスサービス「ペイトゥパーク(Pay to Park)」と「ペイトゥフューエル(Pay to Fuel)」◇車の購入者に仕様や来歴などのデータを包括的に提供するデジタル証明書「デジサート(DigiCert)」◇車の位置情報を基に、提携する店舗やガソリンスタンドなどの有益な情報が表示される「オファー(Offers)」◇カーシェアリング・プラットフォーム「ホッピーゴー(HoppyGo)」◇シュコダの完全電気自動車(BEV)「エンヤクiV」の使用済み車載電池を二次利用したエネルギー貯蔵システム「チャージングハブ(Charging Hub)」――がある。