●クルジュ・ナポカ初の地下鉄1号線の開発を受注
●同線は国内初の無人運転路線、アルストムはメイン部分を担当
仏鉄道車両メーカーのアルストムは25日、トルコのギュレルマク、ルーマニアのアルカーダと共同で、ルーマニアのクルジュ・ナポカ市から地下鉄1号線の開発を受注したと発表した。受注総額は18億ユーロで、このうち4億ユーロがアルストムの受注分となる。
クルジュ・ナポカ初の地下鉄となる1号線は全長21キロで、駅の数は19駅。国内初の無人運転(GoA4)路線となる。工期は8年。
アルストムは、システムインテグレーション、信号・通信設備、電力供給設備、ホームドア、安全・制御センター、サイバーセキュリティ・システムの統合などを受け持つ。同社によると、自動運転を導入することで定員を約30%増やし、エネルギー消費量を45%削減できるという。
第一期工事については、ルーマニア政府の復興・強靭化プランから助成金が下りる。同工事では、4年間で9キロ強、9駅を整備することになっている。