●SKIETは南部シロンスク県でLiBSの工場設置を進める
●全4工場の年産能力は欧州最大規模の15億4,000万平方メートル
韓国SKイノベーション(SKI)の系列企業であるSKアイイーテクノロジー(SKIET)は24日、ポーランドにおける電動車(EV)用リチウムイオン電池セパレータ(LiBS)の増産計画に向け、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)と3億米ドル相当のグリーン融資契約を結んだ。同資金のうち3分の2はIFCから、残りは融資プログラムに参加する他行から調達する。
同社はポーランド南部のシロンスク県でLiBSの工場設置を進めている。2021年に第1工場を開所したのに続き、さらに3工場を2024年の10-12月期までに順次開設する予定だ。
第1工場の年産能力は3億4,000万平方メートル。第2工場も同等で、第3、第4工場がそれぞれ4億3,000万平方メートルとなる。4工場が完成すると、年間で欧州最大規模の15億4,000万平方メートルのLiBS(EV約200万台分)の生産能力を確保できる。