米テネコのサスペンション部門、ポーランドにエンジニアリング拠点を設置

●同拠点はサスペンション部門のモンローが開設

●面積9,600平方メートルのうち試験施設が5,330平方メートル

米自動車部品大手のテネコは24日、サスペンション部門のモンローがポーランド南部グリビツェの拠点に欧州エンジニアリングセンターを開所したと発表した。テネコのアドバンスド・サスペンション・テクノロジーズ(AST)事業とライドコントロール事業の開発力を強化する狙い。投資額は明らかにされていない。

テネコの工場に近接する同センターは面積9,600平方メートルで、そのうち試験施設が5,330平方メートルを占める。従業員数は約240人。現地およびチェコ、ベルギー、スペインの製造拠点と連携し、世界の自動車大手にOEMサービスを提供する。

センターではモンローのパッシブサスペンション事業「モンローOEソリューション」と、アクティブサスペンション事業「モンロー・インテリジェントサスペンション」に向け、バルブシステム、ガイダンス、シーリングシステムなどの部品の設計や材料開発を担う。在籍するエンジニアは自動車メーカーと協力し、新モデルの発売前にダンパーバルブのテストと最終調整を行う。

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