●助成額は最大3,900万ユーロ
●容量20MWの水電解槽を設置し、年間2,600トン以上の水素を生産
オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロムは22日、プロイェシュティのペトロブラージ製油所に水素製造施設を整備する計画に関連し、ルーマニア政府の復興・強靭化プランを通じて最大3,900万ユーロの助成を受けることで政府と契約を結んだと発表した。容量20メガワットの水電解槽を設置し、年間2,600トン以上のグリーン水素を生産する計画だ。プロジェクトへの総投資額は7,400万ユーロ前後と推定されている。
OMVペトロムは近く電解槽の入札手続きを開始する。来年に投資の最終判断を行い、2025年の完了を予定する。