ベルギーのABEE、北マケドニアでバッテリー管理システム生産

●4,000万ユーロを投じ、約600人を雇用

●2024年に稼働予定で、BMSの年産能力は30万台となる見込み

ベルギーのバッテリー技術企業アベスタ・バッテリーエネルギー・エンジニアリング(ABEE)は22日、北マケドニアに電気自動車(EV)用バッテリー管理システム(BMS)とパワーエレクトロニクスの生産施設を設置すると発表した。生産網を世界的に拡大し、同分野における地位を強化する戦略の一環。同社はルーマニアでも車載電池工場の設置を計画している。

北マケドニア政府によると、西部のキチェボに4,000万ユーロを投じて建設する。雇用規模は約600人。2024年に稼働予定で、BMSの年産能力は30万台となる見込み。ABEEは同国を選んだ理由として◇熟練労働力の存在◇地の利◇優れた事業環境――を挙げた。

欧州連合(EU)加盟を目指す北マケドニアは労働力の流出に直面しており、投資の呼び込みに注力している。クレシュニク・ベクテシ経済相は、「ABEEの投資は人口流出を抑え、地元や国全体に高技能かつ好待遇の勤め口をもたらす」と述べ歓迎した。

アベスタ社ホームページ

https://abeegroup.com/

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