韓国・ポスコ、ポーランドでBEV向け駆動モーターコア生産を計画

●今年後半に工場の工事に着手する見通し

●同社は世界でのモーターコア総販売数が急増すると予想

韓国ポスコグループで自動車用駆動モーターコアを手がけるポスコ・モビリティ・ソリューションが、ポーランドに電池式電気自動車(BEV)部品工場を設置するもようだ。世界的なゼロ排出車需要の高まりを受けたもので、第一期投資として2025年までに1,000億ウォン(7,500万米ドル)を投じると推測される。

環境インパクト評価などすべての必要手続きを経て、今年後半にモーターコア工場の工事に着手する見通し。産業筋の情報として韓国メディアが報道した。

ポスコ・モビリティのモーターコアは、現代自動車、起亜自動車など、韓国の自動車メーカーに装備されている。すでに30年までの生産能力に匹敵する受注を獲得しており、新たな受注には生産能力の拡大が必要だ。

また、同社は1台当たりの駆動モーター数が多い電動四駆車の販売が引き続き増加し、世界でのモーターコア総販売数が今年の3,390万個から30年までに8,960万個へ急増すると予想している。これに基づき、グループの生産能力を現行の230万個から25年には430万個、30年には700万個へ引き上げる意向だ。これに関連して、韓国での増産も検討されているという。

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