農薬散布ドローン開発 Kray Technologies(ウクライナ)

農薬・肥料散布用のドローンを開発している。1日当たり最大1,200エーカー(4.86平方キロメートル)を完全自動で飛行し、4インチ(約10センチメートル)の高精度で農薬や肥料を散布できるのが特長。同機の活用により農家はコストを最大10分の1まで減らせるという。

同社のドローンは約91メートル先の地形の起伏を正確に認識するコンピュータービジョンシステムを搭載しており、実際の地形に応じた飛行航路の調整と障害物の回避が可能。噴霧器には静電ノズルを採用し、優れた飛散性と付着性を実現している。カバーエリアは700~1,200エーカー。最高速度は秒速30.5m/s、巡航速度は25m/sで、最大離陸重量は42kgとなっている。

同社は2015年の設立。20年にはスタートアップ・ワールドカップのウクライナ予選で優勝した。昨年4月に実施した資金調達ラウンドでは10万ドルの獲得に成功。これまでに調達した資金総額は129万ドルに上る。

Kray Technologies

Kyiv, Ukraine

inquiries@kray.technology https://kray.technology/

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