●取引額は4億2,000万米ドル
●可採埋蔵量は金が約56.7トン、銅は約11万5,670トン
カナダの資源大手SSRマイニングは8日、トルコ北東部のホド・マデン(Hod Maden)金銅プロジェクトの権益40%と運営権を取得すると発表した。権益70%を持つ地場のリディヤ・マイン(Lidya Mines)から合計4億2,000万米ドルで譲り受ける。取引完了後の出資シェアは、SSRマイニングが40%、リディヤ・マインおよびカナダのホライゾン・カッパー(Horizon Copper)が30%ずつとなる。SSRマイニングは単独の運営者として、事業の開発から工事、運用までを担当する。
鉱山寿命が13年とされるホド・マデンの可採埋蔵量は、金が200万オンス(約56.7トン)、銅が2億5,500万ポンド(約11万5,670トン)。SSRマイニングは今回の取引により、金換算で年8万オンス(約2.3トン)の生産量と、6,600万米ドルのフリーキャッシュフローを確保する見込み。生産開始は2027年が予定されている。