ペンタックス・メディカル、ブルガリア工場を増強

●使い捨て気管支鏡の生産能力を引き上げる

●機材類の調達や微生物研究所の建設に1,030万レフを投じる

光学メーカーHOYAの子会社で医療機器メーカーのペンタックス・メディカルはブルガリア南部のプロブディフ工場を増強する。1,030万レフ(約530万ユーロ)を投じ、使い捨て気管支鏡の生産能力を引き上げる。3日付のニュースサイト『SeeNews』が投資誘致機関インベスト・ブルガリア(IBA)の発表をもとに伝えた。

同社は資金をレーザー切断機や倉庫システム・設備、内視鏡組立用の特殊機材などの調達と、微生物研究所の建設に振り向ける。新規雇用は74人。

ペンタックス・メディカルは医療用内視鏡に強みを持ち、医療従事者に対し疾患の診断と治療を支援する映像化(エンドイメージング)技術などのソリューションを提供している。プロブディフでは2012年に欧州、アフリカ、中東向けの修理サービス拠点を設置し、20年からは生産へと事業を拡大した。(1BGN=77.01JPY)

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