●利益は5.4億ユーロ、総出荷台数は12.6%増の20万9,600台
●部品不足が緩和し、生産が計画通り進んだことが追い風に
独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、2023年1-3月期の営業利益が前年同期比60.8%増の5億4,200万ユーロへ拡大したと発表した。総出荷台数は12.6%増の20万9,600台に増加した。主力市場の西欧向けが大きく増えて全体をけん引した。また、環境志向を反映して完全電動車(EV)モデル「エンヤック」が40.7%増の1万2,400台と急激に伸びた。
売上高は30%増の67億9,400万ユーロ、売上高利益率は1.4ポイント上昇して8%となった。
部品不足が緩和し、生産が計画通り進んだことが追い風となった。地域別販売台数は西欧が33%増の11万8,400台、中欧が20.3%増の4万2,600台と大きな伸びを示した。一方で、東欧は50.4%減の9,700台、中国は60.5%減の6,000台へ激減した。
モデル別では中核モデルの「オクタビア」が16.1%増の4万5,000台。SUV「カミック」とインド攻略モデルのコンパクトセダン「スラビア」はそれぞれ32%強増加し、3万2,300台、4,500台を販売した。