●ブルガリアのグリーンエネ設備容量は今後3年で6000MWを超える
●同社はグリーンエネの貯蔵システム用にリン酸鉄リチウム電池を生産
南アフリカのリチウムイオン蓄電池大手ソーラーMD(Solar MD)は2日、ブルガリア北部ルーマニア国境近くのルセで工場を開設した。家庭用と産業用途向けに再生可能エネルギーの蓄電池を生産する。投資額は300万レフ(約150万ユーロ)。
ソーラーMDの共同設立者の一人でルセ出身のカロヤン・ディモフ氏は、ブルガリアは今後3年以内に風力および太陽光発電の設備容量が6,000メガワット(MW)を超えると指摘。手ごろな価格で安全なエネルギー貯蔵システムを利用できることは、同国の電力システムのバランスと管理にとり重要だと述べた。
ケープタウンに本拠を置く同社はグリーンエネルギーの貯蔵システム用にリン酸鉄リチウム電池を生産している。住宅用の小型バッテリーからコンテナ型電池システムまで製造するほか、製品の設置やシステムの統合、保守管理も手掛ける。製品はアフリカ市場をはじめ、米国、トルコ、欧州に輸出している。(1BGN=77.04JPY)
ソーラーMD社ホームページ
https://www.solarmd.com/