中小規模の農家向けのクラウドファンディング・プラットフォームを開発運営している。大規模農場に比べて資金調達に苦慮しがちなこれらの農家が農機や土地、将来の収穫物を担保に、投資家から資金を得られるようにする。昨年9月にはプレシードラウンドで55万ユーロの調達に成功し、ルーマニアに進出した。気候変動の影響に加え、ロシアのウクライナ侵攻による生産コストの増加に直面している農業セクターの支援を目標に掲げる。
融資カテゴリーは、季節的な資金需要に応える季節資金融資、機械・設備資金融資、土地購入資金融資の3つがある。平均的な金利は10.9%、借入比率(LTV)は42%。審査により約5%の申請のみ受け付ける。投資家の登録数は1,700人以上で、単一ユーロ決済圏(SEPA)の銀行口座を持つ必要がある。
農業融資の需要は欧州全体で高い一方、中小規模農家の資金需要に対する融資実績とのギャップは460億ユーロに上ると見積もられている。同社はこのギャップを縮めるだけでなく、地域や世界の手ごろな食糧価格の実現を目指している。融資実績は2019年の設立以来、450万ユーロ以上で、そのうち2022年だけで300万ユーロに上る。2023年には総額1,500万ユーロに達する見込みだ。
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