貯蔵穀物の監視システムを開発している。害虫やカビ類の発生条件となる湿度や温度管理を行うためのソリューションで、無線通信機能を搭載した「プローブ」(探針)を穀物に設置し、貯蔵環境の温度や湿度に関するリアルタイムのデータを提供する。食用や家畜用を問わずあらゆる穀物に利用可能。機器の使用に際し習熟は必要なく、導入してすぐに運用が可能だ。
同社が開発した「Smart Grain Probe」はバッテリー駆動で、充電や交換なしに最低3年間作動する。基本的にメンテナンスも不要。モノのインターネット(IoT)向けの低電力・広域ネットワーク無線通信規格「LoRaWAN」に準拠しており、端末で利用可能な専用プラットフォームに1日最大4回データを送信する。
同社は2019年の設立。害虫やカビ菌などによる汚染が数百万ドル規模の損害を生じさせる「不安定なビジネス」に対し、監視ソリューションを通じて穀物の品質と量の改善を図り、ハンガリーを含む中欧の穀物農家の経営を支援する。
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