創薬支援AIプラットフォーム開発 Molecule.One(ポーランド)

創薬支援の人工知能(AI)プラットフォームを開発している。創薬標的(化合物・化合物質)を合成するための最も効率的なプロセス(経路)の決定をサポートするとともに、数ある化合物の有用性をAIが見積もることで医薬品の迅速な開発製造につなげる。これまでにプレシードおよびシードラウンドを通じて500万米ドルを獲得している。

同社の「M1プラットフォーム」は、パイプライン(新薬候補の化合物)について有機合成に伴う様々な課題を解決するための一連のAIツールを統合している。同社によると、創薬に携わる化学者は多くの場合、不完全なデータや手作業、多くの試行錯誤を余儀なくされている。AI技術により既知の化学反応を新しい化合物に適用することで、有機合成のプロセスを劇的に早めることができるという。プラットフォームには化学者にとり使い勝手の良いユーザーインターフェース(UI)を採用している。

同社は設立年の2019年、米テッククランチ(TechCrunch)主催の「スタートアップ・バトルフィールド」に中東欧地域のスタートアップ企業として初めて参加した。薬学や化学、AIの専門知識を持つ23人のスタッフからなる。

Molecule One sp.z o.o

ul. Cegłowska 29 01-809 Warsaw, Poland

hello@molecule.one https://www.molecule.one/

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