リトアニアのエクソソーム・スタートアップ、「重要企業」に認定

●同社は細胞外小胞(エクソソーム)の生産に取り組む

●同物質は細胞治療のカギとなるもの

リトアニアのバイオテクノロジー・スタートアップ、エクソリタス(Exolitus)がこのほど、信用調査のオクレド(Ocredo)とクレジットインフォにより「バルト地域バイオ業界A級リーダー」、「リトアニア・バイオ業界再重要企業」に選ばれた。同社は医薬・化粧品業界に革命的な変化をもたらすと見込まれる、エクソソーム(細胞外小胞)の生産に取り組んでいる。

エクソリタスによると、エクソソームは細胞間のシグナル伝達に決定的な役割を担う。「細胞治療が世間で話題になっているが、これができるのはエクソソームがあるから」という。

エクソソームはナノサイズの膜小胞で、生理活性物質が内部にある。血液や唾液、母乳など体液のほか、植物にも含まれている。

エクソリタスは、これを植物などから抽出し、製薬・化粧品メーカーや美容整形クリニック、研究機関に供給する。がん治療や神経変性疾患、再生医療、創傷治癒、傷跡除去などに幅広く応用できると期待している。

エクソリタス社ホームページ

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