自動小包配達のエンジニアリング企業。現在力を入れているのが配達用ドローンの離着陸プラットフォームで、建物の屋上や庭などにヘリパッドを設置してドローンからの小包を受け取れるソリューションを開発した。同社によると、ドローン用ヘリパッドの実用化は中央地域では初めて。自動化された空輸小包配送業者による利用を想定している。
同社のシステムではまず、貨物を積載したドローンが全地球測位システム(GPS)の座標に基づきヘリパッドに接続する。ヘリパッドはドローンの貨物が正しいものかを確認した後に着陸させる。その後貨物は同社の自動輸送システムにより、店舗や自宅、オフィス内の任意の場所まで届けられる。
2024年半ばに、同社が拠点を置くブルノでヘリパッドを用いたドローン配送システムの運用を開始する予定。ヘリパッドは同市の商業施設「ヴリニェナ・オフィスコンプレックス」の高さ61メートルの屋上に設置される。使用するドローンは最大で40立方メートル、重さ3キロ未満の荷物を運べる。チェコでは現在、無人航空機(UAV)による都市部での小包配達が禁止されているため、運用には航空当局の特別許可を取得する必要がある。
同社は2019年の設立。創設者のルボス・ルネニチュカ氏は、「ドローン・ヘリパッドは電気自動車の充電器のような役割を果たす。ドローンが空輸できるようにするためには、インフラストラクチャ、つまり貨物が輸送される配送ポイントを整備する必要がある。このヘリパッドは、このようなインフラネットワークの最初のものになる」と述べた。
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