医療機関向けにカスタマイズ可能なオンライン診療プラットフォームを開発する。医療機関が自前のオンライン診療システムを迅速に導入できるよう支援している。プラットフォームは完全にホワイトラベルとして提供するため、利用する医療機関ごとのブランディングが可能。このほどシードラウンドで獲得した200万ドルを元手に、同社が主要市場と位置付ける米国での遠隔医療の採用加速を目指す。
同社のプラットフォームを導入することで、遠隔医療のプロセスをはじめ、受付や予約管理などを行うためのインフラが整う。導入に要する時間は数週間。院内の様々なシステムで稼働している既存のツールを一本化し、オンライン診療患者の受け入れからケア方法の調整、特定の病状の治療方法までをカバーする。
米国の非営利団体HIMSSの最新調査によると、同国のヘルスケア関連組織の8割はデジタル化に対応していない。個々の業務の流れに既存のツールが合わなかったり、医療機関ごとの特性を踏まえた個別化がされていないことが障壁となっている。Healeeはこれらの課題解決に取り組むことで、医療機関の独自の遠隔医療プラットフォームの導入と、特別な患者体験の創出を支援している。
2018年の設立で、スタッフ数は11人。現在、プラットフォームは5,000人の医師、200の病院や診療所、約100万人の患者が利用している。これまでの総予約件数は400万件に上る。
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