スマート除草ソリューション開発 Ullmanna(チェコ)

トラクターに取り付けて雑草を刈るハードウエア製品を開発している。独自技術の「NEWMAN」は人工知能(AI)搭載のロボット式無農薬除草機で、AIが畝ごとに植物の種類を検出して切るかどうかを判断し、ロボティクス技術により正確な除草作業を行う。除草剤や殺虫剤など農薬の使用を減らしつつ、有機栽培の割合を高めるソリューションを提供する。

NEWMANはトラクターの後部に装着して使用する。除草作業のスピードは時速3キロメートル~15キロメートル、除草が可能な作物間の距離は最低6センチ。従来の有機農法と比較して、人件費を40~80%、除草剤を最大80%節約できるという。必要なソフトウエアは無線更新(OTA)される。

2019年創業の家族経営のスタートアップ。先月には欧州連合(EU)の独立機関である欧州イノベーション・技術機構(EIT)が設立した食品関連のイノベーション・コミュニティ、「EITフード・アクセラレーター・ネットワーク」の一部に選ばれた。

Ullmanna

Olomoucka 201/11, Predmesti, 746 01 Opava, Czech Republic

https://ullmanna.eu/

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