エドテック・マーケットプレイス開発 The Village Network(ポーランド)

幼児・児童の保育施設と、質の高い預け先を探す親をつなぐマーケットプレイスを開発している。レッジョ・エミリア教育※をベースに、意欲のある親や専門性を持った教諭などが一つのチーム=ビレッジを作り、子供たちを受け入れて保育と早期教育を施すのが特徴。育児事業を自ら立ち上げたい人に対し、様々なシステムやツールで運営を支援する。親が主導することで幼児教育と他の親のサポート、そして自身の就労や社会参加を実現させるプロジェクトとして注目されている。このほど実施したラウンドでは340万ユーロを調達した。

ビレッジは1~11歳までの5~25人の子供を対象とした教育および育児プログラム。運営希望者は同社の専門コースに参加し、非暴力コミュニケーション(NVC)の価値観に基づく指導を受けたうえで資格を取得する。

2019年の設立。育児の負担が女性に偏りがちなことを踏まえ、女性の専門能力開発を支援して活躍できるようにすることを目標に掲げている。最高経営責任者(CEO)兼創設者のアレクサンドラ・コゼラ氏はハーバード大学教育大学院(HGSE)を卒業後、教育コンサルティングの分野でキャリアを積んだ。自身も子育て中だ。

※レッジョ・エミリア教育:子供が主体的に活動し、各々の個性を引き出すことを大切にした教育方法。100人の子がいれば100通りの考えと表現方法があるという「100のことば」の教育理念で知られる。第二次大戦後の北イタリアのレッジョ・エミリア市が発祥とされる。(『保育士バンク!コネクト』より)

The Village Network

Sienna 64, Warsaw, Poland

info@wioski.co https://thevillagenetwork.co/

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