ロシアIT大手のヤンデックスはこのほど、モスクワ南部のヤセネヴォ地区で無人タクシー(ロボタクシー)の試験運行を開始した。運行時間は午前7時から翌日の午前1時まで。配車サービス機能を持つ同社のアプリ「ヤンデックス・ゴー(Yandex Go)」から予約できる。運行に際しては緊急時対応のため監視役のドライバーが同乗する。
ヤンデックスは2018年7月、モスクワ市と無人車による公共交通開発で協定を結んだ。20年9月には無人車事業を別会社のヤンデッス・セルフドライビンググループ(ヤンデックスSDG)に分離。21年からモスクワで完全自動運転車の公道走行試験を実施してきた。これまでにロシア国内のほか米国およびイスラエルでも自動運転車のテストを行っている。