ステランティス、廃車リサイクルの合弁会社設立へ

欧州自動車大手のステランティスは5日、ベルギーのリサイクル企業ガルーと廃車の金属、部品をリサイクルする合弁会社を設立する方向で協議を行っていることを明らかにした。サーキュラー・エコノミー(循環型経済)を推進する戦略に沿ったもので、年内の設立、始動を目指す。

ガルーは金属リサイクル事業を手がける企業。合弁会社は廃車からバッテリーなどの部品や金属を回収し、再資源化する。当初はフランス、ベルギー、ルクセンブルクで事業を展開するが、将来的には欧州全域に進出する予定。回収した資源はステランティス以外の自動車メーカーにも供給し、新たな収益源を確保する。

ステランティスは2030年までに、新車に使用する資材の40%以上をグリーン資材とする目標を掲げている。今回の合弁は同目標の達成に寄与する。

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