トルコ自動車市場で中国車のシェア拡大、1~4月販売は10倍増

トルコの自動車市場で中国ブランドのシェアが急拡大している。今年1~4月期の中国車の販売数は前年同期の454台から10倍増の4,994台となり、2022年全体の3,456台を35%上回った。今年に入り新興の中国メーカーが相次いで同国市場に参入し、販売数を押し上げている。24日付の日刊紙『ヒュリエット』が報じた。

トルコには今年、奇瑞汽車(チェリー)、開沃集団のEV子会社の天美汽車(スカイウェル)、EVメーカーの零 (リープモーター)の3ブランドが進出した。現地の自動車流通・モビリティ協会(ODMD)によると、1-4月に多く売れた中国ブランドは上海汽車傘下のMG(2,034台)とチェリー(2,030台)で、これにスカイウェル(312台)、東風小康汽車(DFSK)(238台)、リープモーター(80台)と続いた。

トルコ統計局(TUIK)によると、今年1~4月期の乗用車と小型商用車を合わせた販売台数は約33万4,000台で、前年同期比で57%拡大した。

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