三菱電機、ハンガリーのV2X技術企業と提携

三菱電機は24日、路車間・車車間通信(V2X)技術開発のハンガリーのコムシグニアと戦略提携で合意したと発表した。正確な位置情報を検知する三菱電機の高精度ロケータ(HDL)とコムシグニアのV2Xソリューションを組み合わせ、より安全な自動運転と先進運転支援システム(ADAS)のためのV2Xプラットフォームを提供する。車両周辺状況の正確な認識を通して、衝突警告機能などの精度を高める。

V2Xは多くの国と地域で新車の安全評価項目に追加されるなど、その必要性が高まっている。両社は、車載カメラが検知した物体の情報を車両間で共有する「Day2」アプリや、車両同士の協調制御を司る「Day3」アプリなども開発し、より高度な協調型のV2X技術の実現を目指す。

コムシグニアは2012年の設立で、従業員数は約140人。V2X技術を搭載した車載機器や路側機を製造している。

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