英通信最大手のBTグループは18日、最大5万5,000人を2030年までに削減すると発表した。光ファイバー回線網の整備完了や将来の人工知能(AI)活用を見込んだもので、従業員の42%に相当する大規模なリストラに踏み切る。
同社の従業員は、約3万人の契約社員を含めて13万人に上る。フィリップ・ジャンセン最高経営責任者(CEO)によると、契約社員も対象に4万~5万5,000人を削減する。
主な内訳は光ファイバー網、5G(第5世代移動通信システム)回線網の敷設要員が1万5,000人、保守・サービス要員が1万人。このほか、AI活用など業務のデジタル化推進に伴い、約1万人を削減する。AIはカスタマーサービスなどで用いる方針だ。