都市部における自動運転に関するドイツの共同研究開発プロジェクト。様々な交通利用者が混在する複雑な都市交通における自動運転技術の開発・研究に取り組む。
実施期間は2023年1月~2025年12月まで。プロジェクト予算は6,280万ユーロ。ドイツ連邦経済・気候保護省が資金支援している。プロジェクトが終了する2025年末には、デモンストレーションを含む共同イベントを計画している。
当該プロジェクトでは、他の道路利用者の位置特定、行動予測、相互作用、他の車両との協調、自動運転車の操縦計画、都市部における複雑な混合交通の今後の発展予測など、様々な分野の研究開発に取り組む。
例えば、欧州自動車大手ステランティス傘下のオペルは、人工知能(AI)を活用した車両の周辺環境の認識および状況に応じた自動運転車の操作に重点を置く。2025年末までに周辺環境認識技術のプロトタイプを開発し、デモンストレーションを実施する計画。
プロジェクトには、自動車メーカー、自動車部品メーカー、エンジニアリング会社、大学・研究機関など計22社・機関が参加している。調整役は、独自動車部品大手のボッシュが務めている。