欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペルが25日発表した小型電気自動車。都市部での利用を想定したサスティナブル・アーバン・モビリティ(SUM:持続可能な都市部における移動)で、スクーターと乗用車の間に位置する車両となる。
ドイツでは今秋からオンライン販売や一部のディーラーでの店舗販売を開始する予定。2022年には販売市場をさらに拡大する計画。
当該モデルはコンパクトな設計で、全長2.41メートル、幅1.39メートル(サイドミラーを除く)の2人乗りモデル。
ドイツでは運転免許証のカテゴリー「AM」を取得すれば15歳から運転することができる。オペルでは、若年層や都市部での通勤などに需要があると見込んでいる。
当該モデルの最高速度は時速45キロメートル、一回のフル充電による航続距離は最大75キロメートル(WLTPモード)となっている。タイヤは14インチで、最小回転半径(ターニングサークル)は7.20メートル。
5.5キロワット時の充電池を搭載しており、通常の家庭用電源では約3.5時間でフル充電することができる。オペルは公共の充電スタンドでの充電用にアダプターも用意している。