KaDoTE

電動車の駆動用トラクションモーターのリサイクル工程の自動化に取り組むドイツの産学連携プロジェクト。ロボットや人工知能(AI)を活用し、これまでは手作業で行われているトラクションモーターの解体作業の自動化を目指す。

プロジェクトの実施期間は3年。ケムニッツ工科大学など6企業・機関が参加している。また、ドイツ連邦経済気候省は、当該プロジェクトに約300万ユーロを支援している。

同プロジェクトでは、トラクションモーターのリサイクルにより、貴重な原材料や部材を回収し、再使用・再利用できるようにする。また、リサイクル工程の自動化に向けては、リサイクル設備のデジタルツインを構築し、AIを活用した工程や、リサイクル工程を遠隔で監視するシステムを研究・開発する。さらに、様々なタイプのバッテリーを認識・分類し、自動解体するシステムの開発を目指す。

プロジェクトを主導するのは、独産業設備メーカーのERMAFA Sondermaschinen- und Anlagenbau。同社を含め、下記の企業・機関が参加している:

 ERMAFA Sondermaschinen- und Anlagenbau GmbH

 DENKweit GmbH

 RET Reckelberg Environmental Technologies GmbH

 SimPlan AG

 Institut Chemnitzer Maschinen- und Anlagenbau e. V.(ケムニッツ機械・設備研究所)

 ケムニッツ工科大学

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