Electric Software Hub

独自動車大手のメルセデスベンツがこのほど開設した電気駆動技術およびソフトウエアの開発センター。独南部のジンデルフィンゲンにあるメルセデス・テクノロジー・センター(MTC)に2億ユーロ超を投資して建設した。同センターには従業員約1,100人が勤務する。

同センターにソフトウエア、ハードウエアの開発、システム統合、試験などの機能を集約し、電動化、車載ソフトウエアの開発を強化・加速する。

例えば、車両の試験設備では、摂氏マイナス30度からプラス50度までの温度環境や時速250キロメートルの速度での試験を実施できる。

基礎研究、開発、ソフトウエアのコード作成、シミュレーションなどさまざまな開発段階の機能が集まっており、ソフトウエアとハードウエアの調整など各分野の円滑な連携や時間短縮を可能にしている。

建物の総面積は約7万平方メートル。作業スペース、試験設備、オフィススペース、実験室などに加え、250の充電ポイントも整備した。充電器は様々な規格に対応するほか、高速充電設備もある。これにより、多数の様々な車両を同時に充電することができる。

    

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