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乗用車向けハイブリッドシステムを開発するドイツの産学連携プロジェクト。800ボルトの高電圧ハイブリッドシステムを開発する計画で、電気モーター2基と天然ガス(CNG)エンジンを組み合わせた高効率で環境負荷が小さく、かつ、経済的な駆動コンセプトの開発を目指す。プロトタイプを開発し、プロジェクトの最後には試験車両2台に搭載して実証試験を行う予定。

プロジェクトには、独自動車部品大手コンチネンタルのパワートレイン事業であるヴィテスコ・テクノロジーズ(調整役)やダルムシュタット工科大学などが参加している。

プロジェクト予算は約1,000万ユーロ。うち、ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)が約640万ユーロを資金支援している。

プラグインハイブリッド車はこれまでのところ、高価格帯のモデルが主流となっている。また、純粋な電気自動車は、長い航続距離を確保するためには車載充電池の容量を増やす必要があり、車両の重量が重くなり、環境負荷が増える課題がある。

当該プロジェクトでは、高効率で、コスト負担が小さく、小型の車両セグメントにも搭載できるようなハイブリッドシステムの開発を目指す。

プロジェクトの実施期間は2021年4月~2024年3月まで。参加企業・機関は下記の通り:

◇ Vitesco Technologies Germany GmbH(調整役)

◇ APS-technology GmbH

◇ AVL Software and Functions GmbH

◇ BMZ Batterien-Montage-Zentrum GmbH

◇ Hyundai Motor Europe Technical Center GmbH

◇ Isar Getriebetechnik GmbH & Co. KG

◇ Windschiegl Maschinenbau GmbH

◇ Compredict GmbH

◇ TU Darmstadt(ダルムシュタット工科大学)

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