独コンチネンタル、車載HPCにプラグアンドプレイ機能を応用

独自動車部品大手のコンチネンタルは15日、プラグアンドプレイ・コンセプトにより車両アーキテクチャに高性能コンピューター(HPC)を統合するためのソリューションを提供すると発表した。ソフトウエア定義車(SDV)の普及拡大を見据えたもので、省スペース化や配線の簡素化、高い拡張性を実現する。

SDV開発の進歩に伴い、車はより大量のデータを処理し、様々なソフトを追加するようになっている。コンチネンタルはこれらを円滑に行うため、車両の電気・電子(E/E)アーキテクチャに柔軟な統合できる拡張性の高いモジュール式HPCのコンセプトを導入した。プラグアンドプレイ・コンセプトはその要となるもので、個々のHPCのアップグレードや交換をデスクトップパソコンと同じように現場で行うことができるようなる。

また、モジュール化することで、自動車メーカーは個々のHPCを統合したり、複数のHPCを一体化したモジュラースタックなどとして利用できるようになる。様々なモジュールを一つのパッケージに収めることで設置スペースが小さくなり、ワイヤーハーネスの複雑さも軽減する。

HPCの安定動作に必要な冷却システムには、柔軟性のある冷却パッドでHPCを包み込む方式を採用しており、従来よりもHPCの交換が容易になっている。

上部へスクロール