欧州自動車大手のステランティスは12日、水素モビリティソリューションを提供する仏Hypeと水素燃料電池車の供給で提携すると発表した。最初の提携案件として、パリで運行する燃料電池車のタクシー50台を供給する。Hypeに供給する燃料電池車はいずれも、車いす利用者が乗車できる仕様となっている。両社は2024年末までに、車いす対応の燃料電池車タクシーを最大1,000台、導入する方針を示している。
ステランティスが供給するのは、プジョー「エキスパート」およびシトロエン「ジャンピー」の燃料電池車(「eエキスパート・ハイドロジェン」、「eジャンピー・ハイドロジェン」)で、両モデルともフランス北部のオルデンにあるステランティスの工場で生産されている。乗客数は、車いす利用者を含め5人または車いす利用者なしの場合は6人となっている。