スウェーデンのオートリブ、大規模な人員削減を計画

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは8日、世界全体でのコスト削減に向け大規模な人員削減計画を発表した。中長期の財務目標達成に向けた取り組みの一環。主に欧州事業を集中的にリストラする。

従業員数を直接・間接部門合わせて最大11%削減する。影響を受ける従業員は、直接部門が全世界で約6,000人(または最大11%)、間接部門は最大2,000人で、そのうち1,000人が欧州事業となる。人員削減は年内に着手し、2025年までに完了させる予定。併せて欧州の複数の拠点を閉鎖する。

原材料費や燃料費などの値上がり分についても、引き続き顧客企業との価格調整を進める。同社は顧客との交渉の進捗について、大半は「計画通り」としつつ、最優先かつ最大の課題は「欧州顧客との交渉」だと明かした。

2023年通期の業績見通しについては、営業利益率は8.5%~9%、営業キャッシュフローで約9億ドルを確保するとの予測を繰り返した。

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