ボルボのエンジン部門ペンタ、伊FTMHとフォークリフト電動化で協力

スウェーデン商用車大手のボルボグループは5月31日、傘下のエンジンメーカー、ボルボ・ペンタが伊重機大手のFTMHとの提携関係を拡大すると発表した。ペンタのモジュラー式電動プラットフォームをベースに、新たにフォークリフト製品の電動化事業で協力する。

提携を通じ、最大52トンまでの電動フォークリフトのラインナップを開発する。一例として、現在ペンタの「D8」エンジンを搭載している26トンのフォークリフト「FTF26-12」は「FTF26-12EL」として電動化される。同モデルは電気容量360キロワット時(kWh)のリチウムイオン電池と600ボルトシステムの電動パワートレインを搭載する。充電は最大出力250キロワット(kW)のDC(直流)急速充電に対応し、約1時間でフル充電できる。

ペンタとFTMHは10年間に渡り提携関係にある。これまでは主に内燃エンジンの開発で協力してきた。

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