独hylane、H2保有車両を拡大・2500万ユーロの助成確保

独保険会社DEVKの完全子会社で、CO2ニュートラルの商用車をレンタルするhylaneはこのほど、ミュンヘンで開催された見本市「transport logistic 2023」(5月9~12日)で、ドイツ連邦デジタル・交通省から2,500万ユーロの助成金を取得したと発表した。同資金を活用し、水素を燃料とするトラック78台を新たに調達するほか、レンタル料金を低価格に抑えることができる。

見本市での会見では、伊商用車大手のイベコが新たな提携先に加わったと発表した。燃料電池トラック(FCEV)の調達に加え、保守・修理などのサービスでも協力する。

hylaneはさらに、新たな顧客として、ドイツ鉄道(DB)の貨物輸送事業部門DBカーゴ(DB Cargo Full Load Solutions)を獲得したと発表した。DBカーゴは、hylaneからレンタルしたトラクターユニットをまずはハンブルク地域に投入する予定。

hylaneは2021年にも連邦政府から1,480万ユーロの助成を受けており、44台の車両を調達している。hylaneの保有車両は2024年末までに122台に拡大する。

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