独商用車大手のMANトラック・アンド・バスは16日、拡張工事を終えたポーランドのクラクフ工場で開所式を行ったと発表した。拡張工事の投資は約2億ユーロ。これにより、同工場の生産能力は、3交代制で一日あたり約300台(車両、キャブ)と、これまでの約3倍に拡大する。また、新たに約1,500人の雇用が創出され、従業員数は2,600人以上に拡大する。
クラクフ工場ではこれまで、大型トラックシリーズのみを生産していたが、今後は小型・中型シリーズも生産する予定。
同工場はミュンヘンの旗艦工場の生産調整工場としての機能も持つ。ミュンヘン工場では従来の内燃エンジントラックと電気トラックの混合生産に向けた準備が進められており、来年にも電気トラックの量産を開始する予定。