ボルボ・カーの小型SUV「EX30」、都市環境対応の安全機能を搭載

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーは17日、完全電動(BEV)の新型SUV「EX30」が最先端の安全技術を搭載していると発表した。ボルボのSUVモデルの中で最も小型となる「EX30」は主に都市部での利用を想定しており、交通量の多い都市環境での安全性を重視している。

代表的なものにドア開放アラートの装備がある。駐停車時のドア開放は自転車事故の原因となることが多く、英国では毎年平均60人が死亡者または重傷者を出している。同装置は自転車や歩行者などの進路をふさぐ形でドアを開けようとすると視覚と音声の両方で警告を発する。

車載バッテリーの安全性にも配慮し、衝突時の衝撃を効率的に吸収できるようシャシとセーフティケージに様々な形状の高張力鋼を使用している。

また、衝突時の乗員を守るファーサイド・エアバッグを運転席の内側に装備しているほか、◇ハンドルの手放し検知装置と、ドライバーの目と顔の動きを1秒間に約13回検出するセンサーからなるドライバー・アラート・システム(DAC)◇交差点で他車が不意に前方を横切る際に自動ブレーキをかける交差点自動ブレーキシステム――なども搭載する。

「EX30」の世界初公開は6月7日の予定。同日に一部地域では受注も開始する。

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