ボルボ・カー、上海のデザインセンターを刷新

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーは10日、中国の上海にあるデザインセンターを刷新したと発表した。スウェーデンのヨーテボリ、米カリフォルニア州カマリロにあるデザインセンターと連携し、グローバルなデザインネットワーク機能を構築する。

新拠点「デザインスタジオ上海」はアジア地域において最も充実したデザインスタジオとなることを目指している。ヨーテボリの本社のデザイン部門を手本に、車のコンセプト段階から生産に至るまでデザイン工程全体の進捗状況などを管理する機能を備えている。

同拠点では内外装やカラー、素材、ユーザーエクスペリエンス(UX)デザインについて、フルサイズの試作品を製作できる。フライス盤、3Dプリンターをはじめ、正確な試作品をこれまで以上に効率的に製作するための様々なツールを備えるほか、仮想世界(VR)でデザイン作業できる環境も整備している。

デザインスタジオ上海は2010年に開設され、現在約5,500平方メートルのスタジオスペースと約100人の専門スタッフを抱える。直近ではフラッグシップSUV「EX90」の最上位モデル「EX90エクセレンス」のデザインプロジェクトを担当した。

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