ファンモーター大手の独イービーエム・パプスト、上海に新本社を開設

ファンモーター製造大手の独イービーエム・パプスト(ebm-papst)は4日、中国の上海にある現地法人の新本社社屋が完成したと発表した。面積3万3,000平方メートルの複合施設で、これまで同市の4カ所に分散していた事業所を統合した。業務の効率化と部門間のコミュニケーションが大幅に改善されると期待している。

現地本社の新名称は「ワン・上海(ONE Shanghai)」。倉庫のほか、生産や研究開発(R&D)、オフィスなどの機能を備えた4階建ての建物で構成される。従業員約900人のうちR&D部門が約70人を占める。生産業務に支障を来たさないよう、数カ月かけて段階的に移管する計画。

同社は現地の顧客ニーズに柔軟に対応する国際戦略「ローカル・フォー・ローカル」を進めており、ワン・上海の開設はその一環となる。1996年に中国に進出。現在約1,900人の従業員を抱えている。

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