ノルウェーのヒニオン(Hynion)は4月28日、スウェーデン南部の自治体ヨンショーピングと水素供給ステーションの建設用地のリース契約を締結したと発表した。ヒニオンは、輸送分野向けの水素燃料の開発・販売や水素供給ステーションの開発・建設・運用などを事業とする。同社のスウェーデン法人(Hynion Sweden)は2022年7月に、スウェーデン・エネルギー庁から水素供給ステーション2カ所(うち、1カ所はヨンショーピング)の建設について6,140万スウェーデンクローナの助成金を確保している。
今回、リース契約を締結した建設用地は、ヨンショーピングの南にあるトルスビークの物流エリアにあり、2つのトラック・ターミナルに隣接している。当該エリアは、E4号線沿いにあり、家具大手のIKEA、家電量販チェーンのElgiganten、物流大手のDHLやPostNordなどの大手企業の倉庫がある。
この水素供給ステーションは、大型車両だけでなく、乗用車も利用することができる。水素容量は、1日あたり1,500kg。今回の合意では、水素生成施設も建設することができる。
ヒニオンは現在、建設許可などの申請手続きを進めており、水素供給ステーションは、2023年に完成する予定。