スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグは19日、インドにシーリング関連製品の新工場を建設すると発表した。既存工場の生産能力が限界に達しており、新工場に生産を移す。これにより生産能力は60%以上拡大する。
カルナータカ州バンガロールに、効率と持続可能性を両立させた工場を建設する。総投資額は約3億スウェーデンクローナ。2026年前半の稼働開始を見込む。
トレルボルグは成長著しいインドを重要市場に位置付けている。同国で40年以上事業を続けており、現在の売上高は年6億スウェーデンクローナ(SEK)に上る。主な製品は自動車用ゴム部品のブーツ、通信向けのケーブルソリューション、産業・鉄道向けの防振ソリューションなど。このうちブーツについては同国の大手メーカーの買収を通して生産能力を強化する方針だ。