独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは4月21日、バッテリー事業子会社のPowerCoがカナダのオンタリオ州セント・トーマスに建設する電池セル工場の生産能力が年90ギガワット時(GWh)になると発表した。これは電動車約100万台分に相当する。新工場は、2024年に着工し、2027年に生産を開始する予定。
新工場への投資は、2030年までに最大48億ユーロ(70億カナダドル)を計画している。また、同工場の従業員数は最大3,000人を見込んでいる。
カナダの電池セル工場の建設は、北米における成長戦略の一環。VWグループが北米地域で生産する電気自動車(BEV)に、セント・トーマス工場から、最新の電池セルを供給していく。