トヨタの独法人、「ミライ」200台をベルリンのパイロットプロジェクトに投入

トヨタ自動車のドイツ法人(トヨタ・ドイッチェラント)は20日、ドイツの首都ベルリンで実施する2年間の配車サービス(タクシー)のパイロットプロジェクト「H2 Moves Berlin」に同社の燃料電池車「ミライ」を最大200台投入すると発表した。ウーバーの配車アプリを通して予約するシステムで、すでに「ミライ」50台を投入してサービスを開始している。

当該プロジェクトは、トヨタ・ドイッチェラント、英資源大手のアングロ・アメリカン、独モビリティサービス会社のセーフドライバー・グループが共同で実施している。セーフドライバー・グループは、ベルリン地域でウーバーの配車アプリを通してモビリティサービスを提供するENNOOがプロジェクトに参加している。

「ミライ」は、1回の水素燃料のフル充填で最大650キロメートルを走行することができる。当該プロジェクトでは、ドイツ全域を網羅する水素供給スタンド網の整備を目指して工業ガス大手のエア・リキードやリンデなどが設立した合弁会社H2モビリティ・ドイッチェラントのベルリンにある水素ステーションを利用している。

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